イタリア:今年はマイナス1.5%成長に、最悪のシナリオで-中銀

イタリアの景気は悪化しつつ あり、今年は最悪のシナリオで最大1.5%のマイナス成長になると、 イタリア銀行(中央銀行)が17日付の四半期報告書で指摘した。

同中銀は、「景気循環に関する指標をみると、昨年7-9月(第 3四半期)に記録した小幅なマイナス成長が10-12月(第4四半 期)に深刻化したことが示唆されている」と説明。「リセッション (景気後退)は2012年を通して続くとみている。第一のシナリオ は今年の国内総生産(GDP)のマイナス幅が平均1.5%となり、 11年の0.4%成長から悪化するというものだ」と記している。

イタリアの経済成長に打撃を与えている要因として同中銀は、 世界貿易の鈍化、欧州債務危機の影響、財政緊縮策を挙げた。債 務危機は資金調達コストを押し上げ銀行融資を抑制しており、緊 縮策は家計の収入や信頼感に悪影響を及ぼしている。同報告書に よると、10-12月期の鉱工業生産は3%減と、09年以来最大の落 ち込みを示した。

イタリア政府は今年のGDPについて0.4-0.5%減を見込ん でいる。同中銀のシナリオは、12年と13年の10年物イタリア国 債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が500ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のまま推移することを 前提としている。

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