1月17日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:ユーロ反発、欧州で落札利回り低下-ドイツ景況感が改善

ニューヨーク外国為替市場でユーロはドルと円に対して3日ぶりに 上昇。スペインとギリシャの証券入札で借り入れコストが低下したた め、ユーロ圏の高債務国が資金調達難に陥るとの懸念が後退し、ユーロ に買いが入った。

豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは主要通貨のほとんどに 対して上昇した。中国の経済成長率が予想よりも高かったことが背景 にある。ドイツの1月の景況感指数が過去最大の改善を示したため、 ユーロは対円で11年ぶり安値から戻した。格付け会社スタンダー ド・アンド・プアーズ(S&P)がフランスとオーストリアに加え、 前日に欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の格付けを引き下げ たものの、EFSFがこの日の入札で目標を上回る証券を発行したこ ともユーロの買い材料。ニューヨーク連銀製造業景況指数は上昇した。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、ヴァシーリ・セレブ リアコフ氏(ニューヨーク在勤)は「中国のデータ発表後にムードが 明るくなり、スペインとギリシャの入札もこれに加わった」と指摘。 「前週末のS&Pによる格下げがユーロにとって良いニュースでない ことは確かだが、周知のようにユーロの売り持ちは既にかなり膨らん でおり、持ち高の観点からこの日のユーロ上昇は明確に説明できる」 と述べた。

ニューヨーク時間午後2時25分現在、ユーロは対ドルで0.5% 高の1ユーロ=1.2735ドル。一時は1.1%高と、日中の取引とし ては昨年11月30日以来の大幅高となった。対円では0.6%高の1 ユーロ=97円84銭。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=76円 82銭。

豪ドル、NZドル

豪ドルとNZドルは米ドルに対して11週ぶり高値。中国経済が十 分に成長し、両国の輸出需要を支えるとの見方から買いが入った。中 国はオーストラリア最大の貿易相手国で、ニュージーランドにとって は2番目に大きい相手国。

豪ドルは0.5%高の1豪ドル=1.0367米ドル。一時は

1.0450米ドルと昨年11月1日以来の高値をつけた。NZドルは一 時1.2%高の1NZドル=80.31米セントと、11月1日以来の高 水準となった。南アフリカ・ランドは米ドルに対して0.7%高。

中国の11年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP) は前年同期比8.9%増となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミスト26人の予想中央値は8.7%増だった。ただ、2009 年以来の低い伸びで、中国が景気刺激策に動くとの観測が強まった。

欧州の証券入札

スペインの12カ月物証券の平均落札利回りは2.049%と、前 回入札時(昨年12月13日)の4.05%から低下した。ギリシャは 13週物で16億ユーロを調達。落札利回りは4.64%と、昨年12月 20日の4.68%から低下した。

EFSFが実施した182日物証券の入札では応札が46億6000 万ユーロと、目標の15億ユーロの3倍超となった。S&Pは13日 にフランスとオーストリアの「AAA」格付けを「AA+」に引き下 げ、ユーロ圏のほかの7カ国も格下げした。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの為替スト ラテジスト、ブライアン・キム氏は「ここ数週間の入札はまずまずの 内容だ」と指摘。「欧州では多くの資金調達が必要とされているため、 このところの入札結果を受けて、信頼感がやや改善されている」と述 べた。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が17日発表した1月 の期待指数はマイナス21.6と、前月のマイナス53.8から上昇。 ZEWが1991年に同指数を発表し始めて以来で最大の改善となった。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CI BC)の外為戦略担当エグゼクティブディレクター、ジェレミー・ ストレッチ氏(ロンドン在勤)は「朝方の入札に、ZEW指数の改善 が加わり、全てがユーロのまずまず堅調な地合いにつながった」と語 った。

ドル調達コスト

欧州の銀行のドル調達コストが4カ月ぶりの低水準に並んだこと が、短期金融市場の指標に示されている。

ブルームバーグのデータによると、銀行がユーロ建ての支払いを ドル建てにスワップする際のコストを示す3カ月物クロス通貨ベーシ ススワップは欧州銀行間取引金利(EURIBOR)を80ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)下回っている。これは2011年 9月15日以来最低のコスト。同水準に最初に低下したのは今月13 日だった。

ニューヨーク連銀管轄地区の製造業活動は1月、9カ月で最も速 いペースで拡大。13.5と、昨年4月以来の高水準となった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は11だっ た。前月は8.2。ゼロが景況の拡大と縮小の境目を示す。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は0.4%低下の81.167。一時は0.9%低下する場面も あった。

◎米国株:上昇、米独の景況指数が予想上回る-世界景気の先行き楽観

米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は昨年7月以来の高値と なった。経済統計の発表で米国とドイツに対する明るい見方が高まった ほか、スペインの入札で借り入れコストが低下したことが手掛かり。

金融株の下げに伴い相場全体は上げ幅を縮小した。2011年 10-12月(第4四半期)決算が予想に反して減益となったシティ グループは急落。時価総額で米最大の銀行ウェルズ・ファーゴは上 昇。第4四半期決算が過去最高益となったことから買いを集めた。 シアーズ・ホールディングスは大幅高。S&P500種銘柄中で最も 上げが大きい。同社は非公開化する可能性があるとの観測が広がっ たことが背景。カーニバルは大幅下落。同社のクルーズ客船「コス タ・コンコルディア」が13日にイタリア沖で起こした座礁事故が 響いた。

S&P500種株価指数は前週末比0.4%高の1293.67。一時、

1.1%高まで上昇する場面も見られた。ダウ工業株30種平均は

60.01ドル(0.5%)上げて12482.07ドル。前日の米株式市 場は祝日のために休場だった。

「格付け会社よりも先んじている」

リッジワース・キャピタル・マネジメントのシニアストラテジ スト、アラン・ゲイル氏は電話インタビューで、「経済統計はおお むね予想を上回った。このため相場はすかさず上昇した」と指摘。 「スペイン債入札から分かるのは、市場は格付け会社に一歩先んじ ているということだ」と述べた。

ニューヨーク連銀管轄地区の製造業活動が1月に9カ月で最も 速いペースで拡大したことも買い材料。ドイツの欧州経済研究セン ター(ZEW)による1月の景況感指数が過去最大の改善を示した ことも材料視された。スペイン債入札では借り入れコストが低下。 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による先 週の同国格下げを、投資家は意に介していないことが示唆された。 中国の経済成長は10四半期ぶりの低い伸びに鈍化し、当局に金融 緩和政策を求める圧力は依然として強い。

ブルームバーグのデータによれば、S&P500種は年明け以降

2.9%上昇し、03年以来の好調な滑り出しとなっている。主要株 価指数の構成企業のうち少なくとも48社が今週、四半期決算を発 表する予定。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では、S& P500種銘柄は過去11四半期連続で利益予想を上回っており、昨 年第4四半期の1株当たり利益は4.6%増となる見通し。

9業種が上昇

この日はS&P500種を構成する主要10業種のうち9業種の 指数が上昇した。大型株ではアップルが1.2%高。エクソンモービ ルも1%高で引けた。

米住宅ローン最大手のウェルズ・ファーゴは0.7%高。同社が 発表した第4四半期決算は、好調な住宅金融事業を背景に利益がア ナリスト予想を上回った。住宅ローン融資は1200億ドルと、第3 四半期から35%増加。前年同期からは6%減少した。

シアーズは9.5%高。シアーズは4年間にわたって低迷してい る売り上げのてこ入れに取り組んでいるが、買い物客がメーシーズ など同業他社に流れて押され気味だ。シアーズの株式約60%を保 有し、同社の会長を務めるランパート氏は増資や事業再編を目指す のではないかと、モーニングスターのアナリスト、ポール・スウィ ナンド氏はみている。同氏はこの日の電話インタビューで「事業再 編は非公開化して行う方が容易なことが多い。柔軟性が高まるなら どんなことでも利点がある」と述べた。

シティグループは8.2%安。カーニバルは14%急落し、01年 以来の安値に沈んだ。座礁事故を起こしたクルーズ客船には、乗 客・乗員合わせて4200人余りが乗っていた。今回の事故で少なく とも11人が死亡した。

分散投資の資産配分におけるキャッシュ比率は1月に低下し、 運用再開で米国株の購入が活発化したことが米銀バンク・オブ・ア メリカ(BOA)の調査で明らかになった。世界的な成長への期待 は6カ月ぶりの高水準になっている。

◎米国債:30年債が上昇、金融当局が米国債の買い入れを開始

米国債市場では30年債が上昇。利回りは年初来の低水準付近に低 下した。金融当局はこの日から4日間、国債の新規発行がない状況で米 国債の買い入れを実施する。新規発行がない中で買い入れが実施される のは昨年6月以来初めて。

米国債は一時の下げから反転した。ニューヨーク連銀は、25億 2200万ドルの米国債を買い入れた。この日の買い入れは技術的な問 題により予定よりも3時間遅れて実施された。今週は最大150億ド ルの買い入れが行われる可能性がある。

CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード) の国債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「金融当局の国 債買い入れは市場にとっては前向きなものだった」と指摘。「このと ころの世界情勢は一向に改善が見られず、悪化する一方であり、低利 回り環境にあるといえる。政策面で動きが出るまでは、利回りは現行 水準の近辺にとどまるだろう」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時 間午後4時24分現在、30年債利回りは前営業日比1ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)低下の2.90%。同年債(表面利率

3.125%、2041年11月償還)価格は5/32上げて104 4/32。10 年債利回りは1bp下げて1.86%。

2年債と10年債の利回り格差は164bpと、6日に付けた年初 来高水準の177bpから縮小している。

「売り抵抗感」

ニューヨーク連銀はこの日、いわゆる「オペレーション・ツイス ト(ツイストオペ)」の一環として償還期限2036年から41年の米 国債を買い入れた。

ソシエテ・ジェネラルの米国債トレーダー、ショーン・マーフィ ー氏(ニューヨーク在勤)は「今週は買い入れがあるが供給はないた め、そうした状況を控え売りへの抵抗感が見られる」としたほか、 「欧州がなおも債券市場で最大の材料であることから、米国債は安全 な逃避先という水準を維持している」と述べた。

米国債相場のボラティリティ(変動性)はほぼ7カ月ぶりの低水 準付近となっている。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリン チのメリル・オプション・ボラティリティ・エスティメート(MOV E)指数は13日の時点で79.2。12日には77.1と、昨年6月13 日以来の低水準を付けた。2011年の平均は94.14。

売買高

米国債の売買高は平均を下回る状況が続いている。ICAPによ ると、13日の売買高は約2240億ドルで、1年間の平均(2820億 ドル)と5年間の平均(2700億ドル)をともに下回っている。

米下院はこの日が休会明けで、18日に債務上限引き上げに関す る決議で採決を実施する。上院の休会が明けるのは23日。

◎NY金:反発、5週間ぶり高値-中国の緩和見通しとドル下落で

ニューヨーク金先物相場は反発。一時は5週間ぶりの高値となっ た。中国が金融政策を緩和するとの観測が背景。ドルの下落も代替投 資先としての金の需要拡大につながった。

中国の昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP) は10四半期ぶりの低い伸びに鈍化、政策当局者による融資制限の緩 和や景気浮揚に向けた歳出拡大の可能性があることが示唆された。ス ペインとギリシャの国債入札で借り入れコストが低下したことを手掛 かりに、ユーロは対ドルで上昇。金は先週0.9%値上がりしていた。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)の ヘッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、「中 国が成長支援に向けた措置を講じるとの観測が今日の金上昇の主な要 因だ」と指摘。「ドルの下落も支えになった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 2月限は前営業日比1.5%高の1オンス=1655.60ドルで終了。 3日以来の大幅高となった。一時は1668ドルと、中心限月として は先月13日以来の高値を付ける場面もあった。前日は祝日で休場だ った。

◎NY原油:反発、独統計改善とイラン制裁早期実施要求で

ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに上昇。ドイツの投資 家景況感が大きく改善したことを好感した。フランスが欧州連合(E U)によるイラン産原油禁輸措置の実施を早めるよう求めたことも原 油の買いを誘った。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた1月の同国 の期待指数はマイナス21.6と、前月のマイナス53.8から32.2 ポイント改善した。フランスは禁輸措置の先送り期間を3カ月にとど めたい考えだと、事情に詳しい当局者2人が明らかにした。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ (マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、 「欧州がリセッション(景気後退)に陥る可能性は今のところ後退し たように見受けられ、強気な見方が広がっている」と指摘。「禁輸措 置先送りにもかかわらず、イランに対する圧力は依然として強い」と 述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前営 業日比2.01ドル(2.04%)高の1バレル=100.71ドルで終了 した。前日のフロア取引はキング牧師生誕記念の祝日で休場だった。 原油は過去3カ月間に17%値上がりしている。

◎欧州株:続伸、中国の成長鈍化で金融緩和に期待-自動車株が堅調

17日の欧州株式相場は続伸し、5カ月ぶり高値を付けた。中国 の2011年10-12月(第4四半期)の経済成長が約2年ぶりの低 い伸びに鈍化したことを背景に、一段の金融緩和策が敷かれるとの観 測が高まった。

ドイツのダイムラーを中心に自動車株が上値を伸ばした。英豪系 鉱山会社リオ・ティントも高い。オーストラリアのピルバラ地方で鉱 山や港湾施設を拡張したことが寄与し、昨年10-12月(第4四半 期)の鉄鉱石生産が過去最高になったとの発表が好感された。

ストックス欧州600指数は前日比0.9%高の253.27で終了。 昨年8月2日以来の高値を付けた。前日の同指数は昨年7月以降初め て200日移動平均を上回って引けていた。

ショア・キャピタルのストラテジスト、ジェラルド・レーン氏 (リバプール在勤)は、「この日発表されたリバースレポは2-3カ 月前に開始された緩和路線に沿った一歩であり、この路線は2012 年を通して継続されると当社は見ている。この措置は資産価格を下支 えする公算が大きい」と述べた。

この日の西欧市場では、ルクセンブルクとアイスランドを除く 16カ国で主要株価指数が上昇。中国国家統計局が17日発表した昨 年10-12月期の国内総生産(GDP)は前年同期比8.9%増とな った。これは過去10四半期で最も低い伸びで、温家宝首相に金融緩 和政策を求める圧力が高まった。GDP伸び率はただし、ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたエコノミスト26人の予想中央値の

8.7%増を上回っている。

この日はストックス欧州600を構成する19業種中で自動車株 の上昇が特に目立った。ダイムラーは3.8%高。ルノーは2.6%値 を上げた。

リオ・ティントは2.9%上昇。17日の同社発表によると、第4 四半期の同社の鉄鉱石生産は5120万トンで、前年同期の5010万 トンから増加した。RBCキャピタル・マーケッツの予想は5200 万トン、クレディ・スイス・グループの予想は4960万トンだった。

◎欧州債:スペインとイタリア債が続伸-格下げ後の入札で利回り低下

17日の欧州債市場ではスペインとイタリアの国債相場が続伸。 スペインのほか、ベルギーやギリシャなどの証券入札でも借り入れコ ストが低下し、格下げで利回りが押し上げられるとの懸念が後退した。 米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、スペインの 格付けを2段階引き下げていた。

ドイツの10年債相場は下げた。同国の1月の景況感指数が過去 最大の改善を示したためで、安全資産を求める動きが減退した。欧州 金融安定ファシリティー(EFSF)の2016年7月償還債(表面 利率2.75%)も下落。S&Pが前日に最上級格付けを引き下げたE FSFはこの日、証券入札を実施した。

RBCキャピタル・マーケッツの欧州金利ストラテジスト、ノー バート・アウル氏は「スペインとイタリアでは短期債の国内需要が引 き続き好調で、その傾向が期間が長めのものに広がり始めてもいる」 と指摘。「格下げ発表に向けて先週金曜の取引時間に見られたリスク 回避の状況から市場は元に戻った」と付け加えた。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.13%。同国 債(表面利率5.5%、2021年4月償還)の価格は0.37上げて

102.62。2年債利回りは3bp下げ2.97%。

スペイン政府がこの日の入札で発行した12カ月物証券の平均落 札利回りは2.049%と、前回入札時(昨年12月13日)の

4.05%から低下。18カ月物も2.399%(12月は4.226%)に下 がった。

借り入れコストはギリシャが実施した91日物証券16億2500 万ユーロの入札や、ベルギーでも低下。ベルギー政府は3カ月物と1 年物の証券を計29億6000万ユーロ発行した。

独伊スプレッド縮小

イタリア10年債利回りは12bp下げ6.5%。独10年債に対 する利回り上乗せ幅(スプレッド)は14bp縮小し471bpとなっ た。

独10年債利回りは2bp上げて1.79%。2年債は3bp上昇 の0.18%。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した1月の期待 指数はマイナス21.6。前月のマイナス53.8を大きく上回り、Z EWが指数の算出を1991年12月に開始して以来最大の改善とな った。

ドイツ連邦銀行(中央銀行)によると、EFSFの182日物証 券の入札では、発行目標額15億ユーロに対し46億6000万ユーロ の応札があった。平均落札利回りは0.2664%。S&Pは16日、 EFSFの格付けを「AA+」と最上級の「AAA」から引き下げた。

EFSFの16年7月償還債の利回りは8bp上昇して2.15%。

ギリシャ10年債相場は6営業日続伸。同国のパパデモス首相は 18日、民間債権者を代表する国際金融協会(IIF)と債務交換で 協議を再開する予定。この日は格付け会社フィッチ・レーティングス のマネジングディレクター、エドワード・パーカー氏がギリシャは支 払い不能で恐らく3月に期限を迎える国債を償還できないとの見方を 示したにもかかわらず、ギリシャ債は上げた。

同国の2022年10月償還債の利回りは20bp低下の

33.81%。一時は33.54%と、先月7日以来の低水準まで下げた。

◎英国債:2年債と10年債利回り格差、約3年で最小

17日の英国債市場では、2年債と10年債の利回り格差が縮小 し、ここ約3年で最小となった。先月の英インフレ率が6カ月ぶり低 水準に鈍化したためで、30年債利回りは過去最低を更新した。

英政府統計局(ONS)がこの日発表した2011年12月の消 費者物価指数は前年同月比4.2%上昇。インフレ率は11月の

4.8%を下回り、イングランド銀行(中央銀行)がいわゆる量的緩和 を一段と進めて資産買い取り枠を拡大するとの観測が高まった。

UBSの為替ストラテジスト、ジェフリー・ユー氏(ロンドン在 勤)は「イングランド銀行が景気支援で来月に量的緩和プログラムを 拡大するとの見方が市場で増えているようで、弱めのインフレ率がそ のような見方を強める」と指摘した。

2年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇して0.40%。同国債(表面利率2.25%、2014年3月償還) の価格は0.03下げて103.925。10年債利回りはほぼ変わらずの

1.96%。2年債と10年債の利回り格差は156bpに縮まり、09 年3月以来の最小となった。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net  Editor: Akiko Nishimae ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net Editor: Shigeki Mori 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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