米ウェルズ・ファーゴ:予想上回る20%増益-住宅金融が好調

時価総額で米最大の銀行ウェル ズ・ファーゴの2011年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期 比20%の増益となり、アナリスト予想を上回った。住宅金融事業が 好調だった。

ウェルズ・ファーゴの17日発表によると、純利益は41億 1000万ドル(約3160億円、1株当たり73セント)と、前年同期 の34億1000万ドル(同61セント)から増加。ブルームバーグが まとめたアナリスト31人の予想(同72セント)も上回った。収入 は4%減の206億ドルとなったが、アナリスト予想(200億ドル) は超えた。

経済成長の減速や低金利、不安定な資本市場を背景に、米大手銀 の収入は低迷。他方面での利益確保や経費削減を模索する傾向が強ま っている。ジョン・スタンプ最高経営責任者(CEO)の下、ウェル ズ・ファーゴは四半期あたり15億ドルの経費削減目標を掲げ、年内 達成を目指している。

スタンプCEOは発表資料で預金と融資の拡大に触れ、「ウェル ズ・ファーゴの2011年業績を非常に喜ばしく思う」と評価。同行は 株主に対する一層の資本還元を予定しているという。

第4四半期の住宅ローン貸し出しは1200億ドルと、第3四半期 の890億ドルを上回った。ローンや証券の運用利回りと資金調達の 利回りの差で求める純預貸利ざやは3.89%。第3四半期は3.84% だった。

ウェルズ・ファーゴをはじめとする米銀は、デビッドカード関連 の手数料制限など新規制の影響による収入減の埋め合わせに苦慮して いる。ウェルズは毎月3ドルのデビッドカード使用料を導入する計画 だったが、試験的に実施した米5州で顧客の抗議を受け計画を撤回。 バンク・オブ・アメリカ(BOA)も毎月5ドルの使用料を導入する 計画を白紙に戻した。

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