米シティ:10-12月、予想に反し減益-トレーディング収入減響く

資産規模で米銀3位、シティグ ループの2011年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比で 11%の減益となった。アナリストは増益を予想していた。株式と債 券のトレーディング収入減が響いた。

17日の同行発表によると、純利益は11億7000万ドル(約 900億円、1株当たり38セント)。前年同期は13億1000万ド ル(同43セント)だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたア ナリスト22人の予想平均は、一時項目調整後で1株当たり51セン トの利益。

欧州債務危機などを背景にシティ株は昨年、44%下落した。 ビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は先月、4500 人を削減する計画を明らかにしている。

第4四半期の収入は前年同期比7%減の172億ドルと、2009 年第4四半期以来の低水準。トレーディングの低迷に加え、非中核事 業を売却したことが減収につながった。経費は4%増加し129億ド ル。パンディットCEOは新興市場での事業拡大への投資を継続した。

通期利益は前年比6.4%増の113億ドル。07年12月に就任 したパンディットCEOにとって10年に続く2年目の通期黒字とな った。08、09両年では計293億ドルの損失を出した。

「事業規模の適正化進める」

パンディットCEOは発表文で、「マクロ環境が資本市場に影響 を与えた。当行は環境に合わせて事業規模の適正化を進める」と説明 した。

10-12月期の株と債券のトレーディングによる収入は会計上の 調整を含めたベースで前年同期比9.8%減少。

いわゆる信用評価調整(CVA)を含む債券トレーディング収入 は前年同期比で10%増、前四半期比で57%減。これを除いたベース では前年同期比25%減少した。

株式トレーディング収入はCVAを含め前年同期比60%、前四 半期比62%減。除いたベースでは前年同期比71%減だった。

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