ユーロ圏:12月インフレ率改定2.7%に下方修正-8月来の低水準

ユーロ圏の昨年12月のインフ レ率は、景気減速に伴って従来発表を下回る水準に修正された。欧 州中央銀行(ECB)には、昨年11月以降2カ月連続で実施した 利下げの効果を見極める時間的余裕が生まれた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が17日発表した 2011年12月のユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比

2.7%上昇。4日発表の速報値(2.8%)から下方修正された。イ ンフレ率は11月の3%を下回り、昨年8月以来の低水準となった。 12月の指数は前月比では0.3%上昇。

変動の大きいエネルギー価格などを除いた12月のコアインフ レ率は1.6%と、前月と同水準だった。

バンクハウス・ランペ(デュッセルドルフ)のチーフエコノミ スト、アレキサンダー・クルーガー氏は「ユーロ圏のインフレ率は 2012年上期に2%に向かって低下するだろう」と述べ、「ECB は追加利下げに踏み切るまで恐らくしばらく待つだろう。実施は早 くても3月だろう」と続けた。

ユーロの対ドル相場は統計発表後に上げ幅を拡大。ブリュッセ ル時間午前11時1分(日本時間午後7時1分)現在は、前日比 1%高の1ユーロ=1.2795ドルで推移している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE