12月英インフレ率4.2%、6カ月ぶり低水準-衣料品など値下がり

英国のインフレ率は昨年12月 に鈍化し、6カ月ぶり低水準となった。同国がリセッション(景気後 退)に逆戻りしたとの見方が強まる中、燃料や衣料品の値下がりで物 価上昇圧力が緩和された。

英政府統計局(ONS)が17日発表した2011年12月の消費 者物価指数は前年同月比4.2%上昇。インフレ率は11月の4.8% を下回った。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト36人を対象 にまとめた調査の中央値と一致した。12月の指数は前月比では

0.4%上昇。

イングランド銀行(英中央銀行)は今年のインフレ率が急激に低 下すると予想している。会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(E &Y)は16日、英国がリセッションに既に逆戻りしたとの見方を示 した。米シティグループとノムラ・インターナショナルのエコノミス トは、英中銀が2月に国債買い取りプログラムの規模を現行の2750 億ポンドから拡大すると見込んでいる。

ノムラ・インターナショナル(ロンドン)のエコノミスト、フィ リップ・ラッシュ氏は統計発表前、「インフレ統計は今年、英消費者 にとって明るい材料となるだろう。見通しが極めて不透明なことから、 あまりに衝撃的なデータは出てこないだろう」と指摘。「英中銀は来 月に量的緩和策の規模を拡大し、5月にさらに広げるだろう」と付け 加えた。

同時に発表された昨年12月の英小売物価指数は前年同月比

4.8%上昇と、11月の5.2%上昇から伸びが鈍化。住宅ローンなど を除いたベースでは5%上昇(前月は5.3%上昇)だった。

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