オリンパス:現旧監査役5人に計10億円賠償提訴-外部委認定受け

オリンパスは17日、同社の損失隠 しについての外部委員会の調査で善管注意義務違反があったと認定され た現・旧監査役5人に対し、計10億円の損害賠償を求める訴訟を東京地 裁に起こしたと発表した。

外部委の「監査役等責任調査委員会」は同日オリンパスに提出した 報告書で、5人が同社に与えた損失額を計約84億円と認定。発表資料で は支払い能力などを勘案して訴訟での請求額を決めたとしている。オリ ンパスを担当してきた監査法人2社や、取締役を除く執行役員について は、違反は認められなかったと結論づけた。

同社広報担当の北田津世志氏によると、最大の損害を与えたと同委 が認定した太田稔・元監査役に対する請求額が5億円。その他の4人に 対しては連帯責任で計5億円を請求した。

同社は今回に先立ち、現・旧取締役の責任に関する調査を別の外部 委に依頼。損失隠しに関与して計859億円の損害を会社に与えたとされ た菊川剛元社長や高山修一社長ら歴代の取締役計19人に対し、計36億1 円の損害賠償を求め提訴していた。

高山氏は、経営陣の責任に関する調査報告が出そろい、会社側によ る提訴も実施されたことを受け、18日に都内で会見して今後の対応を 説明する。同氏を含め、損失隠しに責任があると認定された現職の取締 役と監査役は、今春予定の臨時株主総会で辞任する予定。

オリンパスは17日、臨時総会での取締役と監査役の候補を指名する 委員会設置も発表した。林田康男氏ら社外取締役2人が委員を務める。

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