1月の月例経済報告:輸出入を下方修正-総括判断は3カ月連続維持

古川元久経済財政政策担当相は17 日、1月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。報告は、景気が 「依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している」と し、3カ月連続で総括判断を据え置いた。一方で、各項目のうち、輸 出と輸入については前月比で数量が減少傾向にあることから3カ月ぶ りに下方修正した。

輸出は前月の「横ばいとなっている」から、「このところ弱含んで いる」に表現を変更。輸入も前月の「緩やかに増加している」から、 「このところ増勢が鈍化している」とした。内閣府は輸出についてタ イ洪水や欧州経済の低迷を背景としたアジアや欧州向けの減少を指摘。 輸入は国内の電子・電気部品などの生産が弱く、関連の原材料や部品 が減少したと説明した。

内閣府の資料によると、11月の輸出数量は前月比(季節調整済み)

2.5%減と2カ月連続で減少。輸入数量も同2.1%減と2カ月ぶりに減 少に転じた。

総括判断では先行きに関して、欧州の政府債務危機による景気の 下振れリスクが「金融システムに対する懸念」につながり、「金融資本 市場に影響を及ぼす」ことから、日本の「景気が下押しされる」と明 記。欧州の信用不安の拡大についての警戒感をより強めた表現となっ た。

-- Editor: Norihiko Kosaka, Hitoshi Sugimoto

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