IMF:融資能力拡大の必要性を強調へ-欧州債務危機への対応で(1

国際通貨基金(IMF)は、 深刻化する欧州ソブリン債危機の影響に対応するため融資能力 の拡大を目指す方針を示した。危機で世界的な経済見通しが「顕 著に」悪化したとの認識も示した。

リプトン筆頭副専務理事は16日、香港でのフォーラムで「こ れから数週間、われわれはIMFの融資能力を拡大する必要性を 主張していく」と発言。「その目標は、欧州が域内問題への対応 に利用する原資を補強できるようにすることだが、罪のない域外 国の必要を満たせるようにすることも目的だ」と説明した。

また、IMFが来週、今年の世界経済成長率見通しを下方修 正するとも語った。改定後の見通しは24日に発表が予定されて いる。

リプトン筆頭副専務理事は「世界の経済活動は2011年の最 終四半期に概して悪化した」と述べ、昨年9月のIMFの見通し 発表以降、「短期の見通しが顕著に悪化した」と付け加えた。

アジア経済は現時点では「力強い」ものの、欧州がその繁栄 を脅かすリスクとなるとの見解を示した。中国経済については 「まずまずの成長率」を示すだろうとした上で、拡大は恐らく「滑 らかに」鈍化し「ソフトランディング」を迎えるとの見通しを示 した。

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