中国人民元、2カ月ぶり大幅安-欧州危機で国内景気減速の懸念広がる

中国人民元は16日、ドルに対し約 2カ月ぶりの大幅な値下がりとなった。欧州の信用危機で中国の景気 が減速するとの懸念が広がった。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、元の中心レートを前週末比

0.17%元安方向の1ドル=6.3306元と、昨年12月20日以来の安値に 設定。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先 週末、フランスの最上級格付けを引き下げ、ユーロ圏の他の8カ国も 格下げした。ブルームバーグがまとめたエコノミスト26人の予想中央 値では、17日発表予定の中国の2011年10-12月(第4四半期)経済 成長率は前年同期比8.7%と、09年6月以降で最低と見込まれている。

サクセス・フューチャーズ・アンド・フォーリン・エクスチェン ジ(香港)のステラ・リー社長は「S&Pの格下げを受け、欧州債務 危機が投資家の想定よりも深刻になりかねないとの懸念が強まった」 と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上 海市場で前週末比0.16%安の1ドル=6.3165元で終了。昨年11月14 日以来最大の下落率となった。香港のオフショア市場では、元は

0.08%安の6.3093元。元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(N DF)は0.16%安の6.3169元。

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