KDDI:固定と同時契約でスマホのデータ料3割値下げ-顧客獲得で

国内通信2位KDDIは16日、スマ ートフォン(多機能携帯電話)の月額データ通信料を、同社の光ファイ バーや提携先のケーブルテレビ(CATV)会社の契約との抱き合わせ で約3割割り引くと発表した。対象者の家族にも適用する。導入は、年 間で最も契約数が変動する春商戦期を控えた3月1日。

固定と同時契約すれば、現在は一律5460円となっている同社スマー トフォンの月額データ通信料の場合で、最大2年間3980円になる。月額 390円でスマートフォン向けソフトウエアが取り放題となるサービスや学 割のほか、韓国LG電子製の新端末なども発表した。

田中孝司KDDI社長は同日都内で開いた説明会で、約1年前から 固定と組み合わせた割引導入などを検討してきたと述べ、今回割引はス マートフォン料金だけの「単純な値下げではない」ため、業界内で新た な価格競争を生み出す可能性は小さいとの見方を示した。

田中氏は終了後に記者団に対し、今回の料金プラン導入に伴う収益 予想変更の有無については、26日に予定している昨年10-12月期決算 発表で説明すると語った。

KDDIはスマートフォン戦略で国内携帯首位NTTドコモや同3 位ソフトバンクに出遅れ、昨年10月秋に米アップルの「iPhone (アイフォーン)」代行販売に参入するなどして巻き返し中。

昨年初頭から黒字が定着し始めた固定事業についても、収益のけん 引役である光ファイバーサービスの契約増や、出資先の国内CATV最 大手ジュピターテレコムなどとの連携強化を図っている。

固定と抱き合わせの最大3割値引きについては、16日付の日本経済 新聞朝刊が報じていた。KDDI株価は朝方から反落。午前10時の発表 後は一段安となり、前週末比3.3%安まで売られた。午前終値は 同1万 5000円(3.0%)安の48万4000円。他の通信株も価格競争激化の懸念を 背景に値を下げた。

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