今週の米経済指標:CPIはほぼ横ばいに-FRBの見解裏付けへ

今週の米経済指標では、年末セー ルの影響で昨年12月の生活費はほぼ横ばいとなったもようで、インフ レは引き続き抑制されるとの米連邦準備制度理事会(FRB)の見解を 裏付けるとみられる。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト65人の予想中 央値によると、12月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上 昇にとどまったもよう。前月は変わらずだった。労働省が19日発表す る。一方、11月に7カ月ぶりの減少となった鉱工業生産は12月に持ち 直したとみられる。

高級キッチン用品販売のウィリアムズ・ソノマから百貨店のメーシ ーズまでさまざまな小売店は、所得低迷や不動産の値下がりに苦しむ消 費者を呼び込むため値引きを実施した。購買力不足は、景気拡大がつま ずいた場合にFRBが追加の景気浮揚策を講じる余地が拡大することを 意味する。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツ(ボストン)のシ ニア債券ストラテジスト、ジョン・ハーマン氏は「インフレ見通しはF RBに幾分かの余地を与えている」と指摘。「成長にむらがある状況に 変わりはないが、製造業活動には回復力がある」と述べた。

今週発表の他の経済指標では、住宅市場が安定しつつあることが示 唆される見込み。

労働省が発表する12月の食品とエネルギーを除いたコア指数は前 月比0.1%上昇(11月は0.2%上昇)となるもようだ。前年同月比で は2.2%上昇とみられる。

世界的な需要鈍化は、原料費が今後低迷する可能性も意味する。労 働省が18日発表する12月の生産者物価指数(PPI)は前月比

0.1%上昇(11月0.3%上昇)になると見込まれる。

米経済はインフレ低迷に加え、在庫補充に伴う製造業拡大からも恩 恵を受けつつある。12月の鉱工業生産指数は前月比0.5%上昇と、前 月の0.2%低下からプラスに転じるもようだ。同統計は18日に発表さ れる。

ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀が17日と19日にそれ ぞれ発表する各地区の製造業景況指数はともに、1月の製造業活動で改 善が続いていることを示すとみられる。

住宅市場では販売は安定し始めつつあるようだが、着工は出遅れて いる。商務省が19日発表する12月の住宅着工件数と着工許可件数は ほぼ横ばいにとどまるとの予想だ。

翌20日に全米不動産業者協会(NAR)が発表する12月の中古 住宅販売件数は1年7カ月ぶりの高水準に増加すると予想されている。

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