馬総統再選、台湾市場に好材料-ジュリアス・ベアは投資判断見直し

14日投票が行われた台湾総統 選挙で、対中融和路線を取る国民党の現職、馬英九総統(61)が 再選を果たしたことは台湾金融市場にとって好材料だと、スイス のバンク・ジュリアス・ベアと米シティグループ、台湾の統一証 券投資信託はみている。

約2050億ドル(約15兆7700億円)の資産を運用するプライ ベートバンク(PB、富裕層資産管理)グループ、バンク・ジュ リアス・ベアの投資ソリューショングループ責任者、林文慶氏(シ ンガポール在勤)は15日の電話取材で、同社は「アンダーウエー ト」としている台湾株式の投資判断を見直しており、航空会社や ホテルの株式を購入する可能性があると語った。統一証券投資信 託で16億ドル相当の債券運用に携わるサムソン・トゥ氏は、通貨 高から利益を得ようとする海外投資家が台湾ドル建て資産を買い 進めることで、2年債が上昇するかもしれないと指摘した。

シティグループの台湾調査担当責任者、ピーター・クルツ氏 は同日の電話取材で、「2期目の馬政権は、中台の経済的つながり を継続するだけでなく一段と強化するとみられ、市場にとっては 明らかに好材料だ」と語った。

指標となる台湾の10年債利回りは先週、2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下して1.29%と新興市場で最も低い 水準となり、スイスの0.70%と日本の0.94%を除くと、主要な国 債発行国47カ国の水準も下回った。2年債利回りは3bp下がっ て0.79%となり、5営業日のパフォーマンスとしては昨年12月 16日終了週以降で最高だった。

クルツ氏は「国民党が単に勝利しただけでなく過半数の得票 を得たことにより、確実に短期的に力強い相場上昇につながる」 と予想した。同氏はIT(情報技術)株を選好している。

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