ノボトニー氏:S&Pは国債購入でECBよりFRBの政策を支持

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、オーストリア中銀総裁のノボトニー総裁は15日、米格付 け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がユーロ圏9カ国 の格付けを引き下げたのは、国債購入についてECBの「限定的な」 政策よりも米連邦準備制度理事会(FRB)のやり方を同社が支持し ていることに基づいていると語った。

ノボトニー総裁はオーストリア国営テレビの討論会で、S&Pは 「財政再建策とECBによる極めて限定的な政策を組み合わせるわれ われの戦略について全般的な疑念を持っている」と指摘。「彼らのモデ ルは米国か英国のものであり、両国では中央銀行自身が大量に国債を 購入している」と述べ、「どちらを優先すべきかは、根本的に政治的な 議論である」と付け加えた。

S&Pのアナリストらはユーロ圏17カ国中9カ国の格下げを決 めた際の説明で、債務危機が突き付ける難題が増しているとの認識を 示した。これについてノボトニー総裁は「S&Pの説明は基本的に政 治面に関するものであり、彼らは欧州の動きに不満を持っている」と 述べ、「率直に言って、不満を持つ理由は多い。物事の進行が遅過ぎる」 と語った。

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