機械受注は3カ月ぶり増、事前予想上回る伸び-基調判断維持

11月の機械受注は、3カ月ぶりに 増加した。伸び率は事前予想を大きく上回った。増加した要因には前 月までの反動増もあるとみられ、先行きは不安定な海外経済や円高定 着などから企業の投資意欲が低下する可能性が指摘されている。

内閣府が16日発表した11月の機械受注統計(季節調整値)によ ると、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は前 月比14.8%増の7889億円となった。内訳は製造業が同4.7%増、非製 造業が同6.2%増。ブルームバーグ・ニュースの事前調査による予測 中央値は前月比5.1%増だった。

機械受注は、企業が設備用機械をメーカーに発注する段階で集計 するため、実際の設備投資に半年程度先行するとされる。内閣府は基 調判断を「一進一退で推移している」として据え置いた。

みずほ証券の河上淳マーケットエコノミストは統計発表前のリポ ートで、11月は前月まで減少が続いた反動増を予想。先行きは「外需 の減少や、長引く円高などから、企業の設備投資マインドは強まりに くい」と指摘し、船舶・電力を除く民需が「力強い回復を示すとは想 定し難い」とみている。

政府は12月の月例経済報告で景気が「依然として厳しい状況にあ るなかで、緩やかに持ち直している」とし、2カ月連続で総括判断を 据え置いた。先行きについては、欧州の政府債務危機を背景とした海 外景気の下振れや為替相場・株価の変動をリスク要因として指摘した。

--取材協力:Minh Bui, Theresa Barraclough Editor:Norihiko Kosaka, Hitoshi Sugimoto

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