欧州株(13日):3日続落、フランス格下げ懸念-週間では0.7%高

13日の欧州株式相場は3日続 落。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による フランスなど複数のユーロ導入国の格下げ発表が近いとの報道が響い た。ただ、ストックス欧州600指数は週ベースでは上げた。

英携帯電話サービス会社ボーダフォン・グループは3週間ぶり安 値を付けた。スイスの製薬会社ノバルティスも安い。計12億2000 万ドルの費用を計上するとの発表が嫌気された。英エンジニアリング 会社、インベンシスは19%急落。同社は6000万ポンドの追加コス ト発生を明らかにした。一方でドイツのコメルツ銀行は上昇。同行は 公的支援を求めることなく資本増強すると、同国紙ハンデルスブラッ トが伝えた。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の249.18で終了。 前週末比では0.7%の値上がり。一部のユーロ導入国が今週実施した 国債入札で借り入れコストが低下したことを反映した。

キャピタル・スプレッズ(ロンドン)のセールス責任者、アンガ ス・キャンベル氏は「欧州で複数の国が格下げされると市場は知らな かったわけではないが、うわさが流れると、つい無条件に反応してし まう」と述べ、「うわさの内容がいったん確認されると、相場は反発 することもある」と付け加えた。

政府当局者や事情に詳しい関係者によると、S&Pはこの日にも 格下げを発表する公算で、ドイツは最上級格付け「AAA」を維持す るもよう。一方、フランスは最上級格付けを失う見込みだと、AFP 通信が匿名の政府関係者を引用して報じた。仏大統領府のルブリエ報 道官はこの日、政府がS&Pから格下げ決定を伝えられたとの報道に 関してコメントを控えた。

ストックス欧州600指数は0.7%上げる場面も見られた。イタ リアはこの日の入札で国債47億5000万ユーロを発行し、目標上限 を達成。利回りも前回入札時を下回った。同国は前日も入札を実施。 今週はスペインやドイツも入札を実施し、いずれも好調だった。

この日の西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が下 落。ボーダフォンは2.5%下げて175ペンスで終了し、先月22日 以来の安値。ノバルティスは0.7%安の53スイス・フラン。2003 年2月以来の大幅安を演じたインベンシスの終値は183.2ペンス。 コメルツ銀は3.4%高の1.42ユーロで引けた。

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