英国債(13日):長期債利回りが過去最低に接近-欧州格下げ観測で

13日の英国債市場では長期債 が上昇。利回りは過去最低に近づいた。格付け会社スタンダード・ア ンド・プアーズ(S&P)が欧州の複数国を近く格下げするとの観測 を背景に、トリプルA格付けの英国債の安全性に対する需要が高まっ た。

10年債利回りは2週間ぶり低水準となった。早ければ今日にも 格下げが発表されると、ダウ・ジョーンズ通信が欧州連合(EU)当 局者の話を引用して報道したことが手掛かり。この日発表された英生 産者出荷価格が予想に反して低下したことも、英国債への支援材料と なった。

RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、サム・ヒ ル氏は、「主要な格付け会社全てからトリプルAの格付けと安定的な 格付け見通しを得ている特別な国々の一員としての英国の立場に加え、 欧州の格下げが再び焦点となったことに、英国債は恩恵を受けている」 と語った。

ロンドン時間午後4時14分現在、英10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.97%。先月 30日には1.93%まで下げ、ブルームバーグがデータ収集を開始し た1989年以来の最低を付けた。同国債(表面利率3.75%)価格は この日、0.47上げ115.54。30年債利回りは6bp低下し3.01%。 過去最低は2.98%となっている。

英政府統計局(ONS)がこの日発表した昨年12月の生産者物 価統計で、出荷価格指数は前月比0.2%低下した。ブルームバーグ がまとめたエコノミスト17人の調査中央値では0.1%上昇が見込ま れていた。前年同月比では4.8%上昇と、上昇率は11月の5.4%を 下回り、1年ぶりの低い伸びとなった。

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