首相:イラン原油輸入問題は米と協議、邦銀への影響回避-会見

野田佳彦首相は13日夕の記者会見 で、安住淳財務相が日米財務相会談でイランからの原油輸入を段階的 に削減する方針を表明したことを受けた今後の具体的な対応について は、イラン中央銀行と取引のある邦銀への影響を回避することも念頭 に米側と協議していく考えを示した。

首相はイランの核開発について「私も強く懸念を持っている。米 国も含めて国際社会と連携をしながら外交的、平和的に解決していく のが日本の基本的な姿勢だ」と指摘。輸入削減については「日本はイ ランからの原油の輸入を5年間で約40%削減した。これからどうする かということは、経済界も含めて相談しながら決めていかないといけ ない」と述べた。

今後は米側の実務者と「邦銀への影響がどうなのか、それを回避 するためにはどうしたらいいのか。そういう議論をこれからしていき たい」と語った。安住財務相の発言に関しては「これまでの削減をし てきた経緯と見通しを個人的にされたと思う。政府としてはこれから 詳細に実務的な議論を踏まえながら対応を詰めていきたい」と指摘し た。

日本は世界第3位の同国産原油の輸入国。米国では、イランでの 核兵器開発疑惑が強まっているとして、エネルギー・銀行分野などで イランとの取引が禁止される対イラン制裁強化法が昨年末、成立した。

安住財務相は12日のガイトナー米財務長官との会談で、米国の制 裁強化措置に理解を示した上で、「今のシェアをできるだけ早い段階で 計画的に減らしていく行動を具体的に措置したい」と語ったという。 安住氏が会談後の共同記者会見で明らかにした。

--取材協力:下土井京子 Editor: Hitoshi Sugimoto

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