ブラジル通貨、1カ月ぶり高値-欧州懸念緩和と中国の景気対策期待で

12日の外国為替市場で、ブラ ジルの通貨レアルは対ドルで1カ月ぶり高値を付けた。欧州債務 危機に緊張緩和の兆しが見られたことに加え、中国ではインフレ の鈍化に伴い景気刺激策への期待が高まったことが後押しした。 中国はブラジルにとって最大の貿易相手国。

レアルは1ドル=1.7796レアルと、前日の1.8025レアルから

1.3%上昇。一時1.7761レアルと、昨年12月5日以来の高値を付 けた。スペインとイタリアの国債入札では両国の借り入れコスト が低下し、中国ではインフレ率が1年3カ月ぶりの低水準となっ たことが上げ材料。

CMキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、マウリ シオ・ナカオド氏はサンパウロから電話インタビューに応じ、中 国で景気刺激策が講じられれば、ブラジルのような資源輸出国の 通貨にとってプラスだと語った。スペインの国債入札も「リスク 回避志向の後退」に寄与したと指摘した。

ブラジルの金利先物相場は、小売り統計を受けてほぼ全面的 に下落(金利は上昇)。ブラジルの11月の小売売上高が前月比

1.3%増と、ブルームバーグがアナリスト29人を対象にまとめた 予想中央値の0.4%増を上回った。前年同月比では6.8%増と、こ ちらも市場予想を上回る伸びだった。ナカオド氏は「伸びは予想 されていたが、そのペースは想定以上だった」と語った。

金利先物市場では2013年1月物は4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の10.05%。

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