ゴールドマン:証券部門の責任者が退社-利益低迷で幹部の退社続く

ゴールドマン・サックス・グル ープで最大の事業部門、証券部門の責任者2人が退社することになっ た。同社は約1週間後に決算を発表するが、一部のアナリストは同社 の上場以来最低の利益を予想している。

ブルームバーグ・ニュースが11日入手した内部文書によると、 証券部門を2008年2月から率いてきたエドワード・アイズラー(42) 氏とデービッド・ヘラー(44)氏が退社する。アイズラー氏は18年 前に入社し、金利商品・為替・商品のトレーディングに従事。ヘラー 氏は同社に22年以上在籍し、主に株式や株式デリバティブに携わっ てきた。

資産で全米5位の銀行であるゴールドマンでは、昨年1-9月に トレーディング収入が全収入の60%以上を占めた。投資家が慎重姿 勢を強め、監督当局が資本増強や自己勘定取引の抑制を求める中、ト レーディング業務は縮小しており、ゴールドマンのブランクファイン 最高経営責任者(CEO)は、人員削減やコスト削減を進めている。

バークレイズ・キャピタルのアナリスト、ロジャー・フリーマン 氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで「ここは当面働くのに 魅力的なセクターではない」と指摘。同氏のゴールドマンの投資判断 は「イコールウエート」。アイズラー氏やヘラー氏のようにすでに財 産を蓄えた経営幹部にとっては、「数年休暇を取り、子供と時間を過 ごすのに良い時期だ。そうしても何も損することはない」との見方を 示した。

後継計画

両氏の退社で、ゴールドマンのトップ後継計画に関する憶測が高 まることが予想される。ゴールドマンではブランクファイン氏が06 年半ば以来会長兼CEOを務めているが、ヘラー氏は将来のCEO候 補として名前が挙がることもある。ただ、最有力候補は引き続き、ゲ ーリー・コーン社長兼最高執行責任者(COO)だ。

会社の提出書類、内部文書、報道によると、ゴールドマンでは過 去12カ月で約50人のパートナーが退社している。ゴールドマンは 2年ごとに、最も成功した従業員をパートナーに選出。パートナーは 特別な報酬プールの対象となる。

ゴールドマンは18日に11年10-12月(第4四半期)決算を 発表する。バークレイズ・キャピタルのフリーマン氏は先月のリポー トで、1株利益を0.75ドルと予想。前年同期の3.79ドルを下回り、 普通株主に帰属する年間利益は1998年以来最低になる見込みだと いう。ゴールドマンは99年に上場している。

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