ヴァーレ:鉄鉱石出荷で不可抗力条項を発動-豪雨で200万トン減産へ

世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラ ジルのヴァーレは、鉄鉱石出荷に関し不可抗力条項を発動し、ブラジル 国内3州での豪雨の影響で鉄鉱石の生産量が200万トン減少するとの見 通しを示した。

ヴァーレの規制当局への届け出によると、不可抗力条項の発動は 11日から一連の鉄鉱石供給契約に影響を及ぼす。不可抗力条項は、不 可抗力の事態が発生したことを理由に、生産会社が出荷を免除される条 項。減産量はヴァーレの昨年の生産目標の0.6%、中国向け年間販売量 である1億3000万トンの1.5%に相当する。

ブラジル南東部のミナスジェライス、リオデジャネイロ、エスピリ トサントの3州では、豪雨で洪水と地滑りが発生し、年初以降、少なく とも30人が死亡、5000人以上が避難を余儀なくされている。調査会 社マイスチール・ドット・コムのアナリスト、タン・シャオラン氏(上 海在勤)は不可抗力条項の発動について、中国の買い手に「心理的な影 響」を与える可能性があると指摘した。

スチール・インデックスによると、中国天津港の鉄鉱石(鉄分 62%)価格は11日に1トン当たり142.2ドルと、昨年10月に付けた 安値を22%上回る水準となった。

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