ギリシャのユーロ離脱、「本物の選択肢」にも-ドイツ与党議員ら検討

ドイツのメルケル首相が率い る与党キリスト教民主同盟(CDU)の議員らはギリシャのユーロ 圏離脱を検討し、その影響は手に負えないものではないとの見解を 示している。

CDU指導部は13日から会合を持つ。ギリシャは第2次救済 の前提となる債権団との合意を急いでいる。メルケル首相は債権団 との合意が追加支援の条件だと述べている。

メルケル首相は17カ国のユーロ圏を堅持すると表明している が、与党議員の動きは「脅威」だとベルリン自由大学のモーリツ・ シュラリック教授は指摘する。同教授は電話で、「ユーロ圏を守る コストはあまりにも高いため、議員らがこれを国民に知らせようと することは当然だ。今までは選択肢でなかったユーロ圏からの離脱 が、ある時点で本物の選択肢になることもあり得る」と語った。

与党会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)幹部の ミヒャエル・マイスター、ミヒャエル・フックス両議員は別々のイ ンタビューでそれぞれ、ユーロ圏メンバーとしてのギリシャの将来 に疑問を投げ掛けた。2010年の救済以降に講じられたさまざまな 措置によって、ギリシャが離脱した場合の影響は限定的になったと 指摘した。

議会で金融問題スポークスマンを務めるマイスター議員は12 日の電話で、「われわれがギリシャを支援してきたのは金融システ ムに衝撃波が及ぶことを恐れたためだ」が、今では「ギリシャから の脅威の規模は縮小したと思う」と語った。

フックス議員も、ギリシャは自国通貨を切り下げない限り経済 競争力を回復することはできないため、ユーロ圏を離脱せざるを得 ないとの見方を示した上で、ギリシャのユーロ離脱がスペインやイ タリアなどの高債務国への投機的な攻撃を生むとの懸念を否定。イ タリアは「豊かな」国だと指摘したほか、ギリシャからの感染リス クについて議論することは「2年前になら適切だった」と述べてい る。

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