スペイン国債入札:目標の2倍発行、利回りも低下-イタリアも順調

スペイン政府は12日に国債入 札を実施し、合計で約100億ユーロ(約9800億円)相当を発行し た。目標上限(50億ユーロ)の2倍を調達した。イタリアも1年物 など証券120億ユーロを発行し、目標額を達成した。

スペインの3年債(2015年7月償還)の平均落札利回りは

3.384%となった。スペイン銀行(中央銀行)が明らかにした。昨 年12月に同年限の国債を発行した際の利回りは5.187%だった。 この日発行した16年4月償還債と同年12月償還債も、利回りは前 回入札時を下回った。

イタリアの入札では1年物の利回りが2.735%と、昨年12月 12日の前回入札時の5.952%の半分以下となった。35億ユーロ相 当の136日物証券も発行。利回りは1.644%だった。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券スト ラテジスト、リチャード・マクガイア氏は電子メールで「両国の好調 な入札結果は欧州中央銀行(ECB)の長期リファイナンスオペが裏 口からの周辺国債買い支えだという観測の裏付けとなる公算が大きい」 と指摘。これがリスク意欲を高め、ドイツ債と周辺国債との利回り格 差縮小につながる可能性があるとの見方を示した。

スペインの入札で2015年7月償還債の応札倍率は1.8倍。 12月は2.7倍だった。

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