JPモルガン:10-12月は減益の見込み、投資銀が足かせ-13日発表

13日に2011年10-12月(第4四 半期)決算を発表する米銀JPモルガン・チェースは、通期ベースで は過去最高益が見込まれるものの、第4四半期は減益となると予想さ れる。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想では、同行 の通期利益は一時要因調整後で、185億ドル(約1兆4200億円)と見 込まれている。これは前年比6%増で、過去最高水準。

一方、第4四半期業績には投資銀行事業への逆風が顕著に現れる 見込みだ。また、FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポー ル・ミラー氏によれば、トレーディングの成績は業界全体で低迷が予 想される。

アナリスト調査での第4四半期の調整後利益予想は前年同期比 23%減の37億4000万ドル(1株当たり90セント)。ジェイミー・ダ イモン最高経営責任者(CEO)が昨年12月7日の投資家会議でトレ ーディング収益は「本質的に前期比横ばい」との見積もりを示したこ とで、アナリストらは同四半期の予想を引き下げた。

投資銀行部門の収入は昨年、第1四半期の82億ドルから第3四半 期の約45億ドルへと減少している。これは会計上の利益を含まない。 第3四半期はギリシャがデフォルト(債務不履行)するとの懸念に加 え米国の政府債務上限問題が重しとなった。

国際戦略投資グループ(ISIG)の銀行調査責任者、エド・ナ ジャリアン氏は「特に過去2四半期のトレーディングと投資銀行の収 入は弱く、変動が大きかった」と指摘。さらに、投資銀行の第4四半 期は第3四半期よりも悪いだろうとみている。

JPモルガンの第4四半期の総収入は前期比13%、前年同期比 4%減の989億ドルと予想される。

JMPセキュリティーズのアナリスト、デービッド・トローン氏 は昨年12月16日のリポートで、米銀の第4四半期の債券トレーディ ング収入(会計上の調整除く)が前期比12%減、株式が10%減、投資 銀行が横ばいとの予想を示した。

第4四半期は総じて、企業や機関投資家の敬遠や祝日の影響でト レーディングとM&A(企業の合併・買収)は低調となり、前四半期 からの改善は見られなかった。他の米銀も来週決算を発表する。

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