NZドル、一時2カ月ぶり高値-中国のインフレ鈍化で刺激策に期待

12日の外国為替市場で、ニュ ージーランド(NZ)ドルが米ドルに対し、一時2カ月ぶり高値を 付けた。中国のインフレが昨年12月まで5カ月連続で鈍化したこと で、同国で金融面での追加刺激策が取られるとの観測が強まった。

NZドルは対円でも昨年11月以来の高値に上昇。12日に発表 される昨年12月の米小売売上高は前月比増加が見込まれており、高 リスク資産への需要を後押しした。一方、オーストラリア・ドルは ほぼ変わらず。欧州債務危機の悪化懸念が広がるなかで、スペイン とイタリアが週内に国債入札を控えていることが重しとなっている。

ウエストパック銀行の通貨ストラテジスト、ジョナサン・ケー ブナー氏(シンガポール在勤)は「インフレは依然として鈍化傾向 にあり、中国金融当局にとって市場と景気を支えるための政策余地 が一段と広がることになる」との見方を示し、「豪ドルとNZドル はともに、対米ドルでしっかりした展開が続いている」と語った。

NZドルは一時1NZドル=0.7981米ドルと、昨年11月9日 以来の高値を付けた。シドニー時間午後4時9分(日本時間同2時 9分)現在は0.7955米ドルと、前日のニューヨーク市場に比べ

0.2%安となっている。対円では一時1NZドル=61円35銭と、こ ちらも昨年11月9日以来の高値を付けた後、61円14銭で取引され ている。

豪ドルは1豪ドル=1.0294米ドル(前日は1.0310米ドル)。 対円では79円11銭(同79円24銭)。

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