ドイツ銀が資産運用部門売却を選択、二十数社から買収打診-関係者

ドイツ銀行の幹部は10日、資産 運用部門に対する関心が高いことに満足し、同部門売却を推進するこ とを決めた。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

協議が非公開であるため同関係者が匿名を条件に語ったところに よると、銀行やプライベート・エクイティ-(PE、未公開株)投資 会社、資産運用会社など二十数社が先週、仮提案を行った。同事業全 体に対して15億ユーロ(約1500億円)-25億ユーロの買収案が提 示されたほか、部分的な買収案もあったという。関係者1人によると、 買い手候補者の中から選ばれたグループに対し、2月に2回目の買収 案の提出を求めることになるという。

ドイツ銀は昨年11月、投資信託部門DWSのドイツと欧州、ア ジアを除くグローバル資産運用部門の戦略的見直しを発表した。今年 5月に退任予定のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、 投資銀行部門への依存を減らす狙いで、資産運用部門は消費者向け銀 行部門を構築してきた。

ドイツ銀の広報担当、クリスチャン・シュトレッカート氏はコメ ントを控えた。関係者1人によると、ドイツ銀の取締役会は10日に 売却の道を選択したが、今後のプロセスで売却見送りを決める可能性 も残っているという。

同関係者によると、ドイツ銀は部門全体での売却を望むものの、 部分的な買収案についても検討するという。売却対象資産には、DW Sの米国部門や代替投資のRREEF、年金や政府系ファンドなどの 顧客を担当するDBアドバイザーズ、保険資産運用のドイチェ・イン シュアランス・アセット・マネジメントが含まれている。

ケプラー・キャピタル・マーケッツの銀行アナリスト、ディル ク・ベッカー氏(フランクフルト在勤)の試算によると、これらの部 門の運用資産は4000億ユーロ弱とみられる。

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