ECBは国債購入の拡大を、頼れる買い手必要-フィッチのライリー氏

格付け会社フィッチ・レーティ ングスのソブリン債部門責任者、デービッド・ライリー氏は、欧州の 債務危機を解決するには欧州中央銀行(ECB)が国債購入を増やす べきだとの見解を示した。

ライリー氏は11日、フランクフルトでのイベントで、「信頼で きる買い手が必要だが、現時点ではそういう買い手がいない」とし、 それが「当社が複数国の格付けを見直している理由だ」と発言。一方 で、「ECBはより積極的に関与する必要があるが、ECB単独でユ ーロを救済することはできない。広範な景気回復がみられるまで危機 は収束しないだろう」と述べた。

市場ではギリシャやイタリア、スペインなどユーロ圏の高債務国 の国債が敬遠され、こうした国の借り入れコストは上昇、共通通貨ユ ーロの将来に対する懸念が強まっている。ライリー氏はユーロが分裂 すれば「地殻変動がもたらされる」と指摘し、それはフィッチの「基 本的な見方」ではないと話した。ECBの国債購入プログラムに関す る発言とは別にコメントした。

同氏は「危機は明らかにシステミックだというのが現在のシナリ オだ」と指摘。「当社の基本的な見方ではないものの、危機の深刻化 だけでなく」ユーロ分裂の影響をも受ける可能性がある国をフィッチ は見直しているとし、「こうした結末は率直に言って地殻変動的なも のになるだろう」と続けた。

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