グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン指数が約1カ月ぶりの3日続伸と なった。欧州がリセッション(景気後退)に向かうとの懸念を、米景 気の力強さに対する楽観論が上回った。

北米を最大市場とする電動工具メーカーのテクトロニック・イン ダストリーズ(創科実業、669 HK)は2%高。中国2位の石炭メー カーの子会社、中国中煤能源(1898 HK)は3.8%高。昨年の純利 益が増加したとの発表が好感された。商品相場高を受け、銅生産の江 西銅業(358 HK)も3%上げた。

華能国際電力(902 HK)は2.5%安。中国本土の電力消費が今 年、鈍る可能性があるとの一部報道が材料となった。アルミニウム生 産の海域集団(1220 HK)は64%の大幅安。子会社から資金が紛失 したとして2006年に株式が売買停止となり、この日取引が再開され た。

ハンセン指数は前日比147.66ポイント(0.8%)高の

19151.94。ハンセン中国企業株(H株)指数は同1%高の

10517.07で終えた。

バリュー・インベストメント・プリンシパルズのサンディ・メー タ最高経営責任者(CEO)は、「アジアの相場見通しにとって、欧 州の不透明感よりも米経済の力強い見通しと支えの方がはるかに重要 だ」と指摘。「欧州情勢は依然として困難でリスクをもたらしている が、その大半は相場に織り込まれている。年央までには状況がもっと 安定するだろう」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は4営業日ぶりに下落。当局が経済成長促進のため に金融緩和策を講じようとしても、高止まりするインフレが阻害要因 になるとの懸念が背景にある。上海総合指数は前日まで3営業日の上 昇率が2010年以来の大幅水準となっていた。

不動産開発の万科企業(000002 CH)は0.9%安。消費者物価 の伸びが引き続き当局の許容範囲を上回るため、中国人民銀行(中央 銀行)は今年利上げする可能性があるとのクレディ・スイス・グルー プの予想が響いた。同業の保利房地産集団(600048 CH)は0.4% 安。昨年12月の消費者物価指数(CPI)は12日に発表される。

華能国際電力(600011 CH)は1.8%安。今年の中国の電力消 費の伸びが鈍化するとの見通しを国営新華社通信が伝えた。国電電力 発展(600795 CH)も1.8%下げた。一方、鞍鋼(アンガン・スチ ール、000898CH)は0.9%上昇。幹部が向こう半年の間に自社株を 購入すると発表したことが好感された。

上海坤陽投資管理の戴明ファンドマネジャーは、「インフレが依 然として比較的高水準であることを考えると、迅速で積極的な金融緩 和策が取られる可能性は低い」と指摘。「緩和策の規模とタイミング に対する懸念で、ここ数日の相場反発が続く余地は限られるだろう」 と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は前日比9.70ポイント(0.4%)安の

2276.05。過去3日間の値上がり率は6.4%となっていた。上海、 深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は前日比0.5%安の

2435.61。

【インド株式市況】

インド株式相場は小高い。指標のセンセックス30種指数の構成 銘柄は総じて上昇した。インド政府が景気刺激策を講じるとの観測が 高まった。

パンタローン・リテールが小売株の上げをけん引。インド政府が スターバックスやイケアなどの単一ブランドを扱う外国企業に対し、 国内企業と提携することなく店舗開設を認めたことが手掛かり。アル ミ高への期待から、ヒンダルコ・インダストリーズとスターライト・ インダストリーズが買われた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比10.77ポイ ント(0.1%)高の16175.86で終了。同指数の16銘柄が上昇、 14 銘柄が下落した。

インド準備銀行(RBI、中央銀行)は次回の政策決定会合を 24日に開く。昨年の7回にわたる利上げの影響で10月の鉱工業生 産が2009年以来で初めて落ち込み、7-9月(第3四半期)の経済 成長が約2年ぶりの低い伸びとなったことを受け、同中銀は12月に 金利を据え置いた。

シティグループのアジア取引ストラテジー責任者、モハメド・ア パブハイ氏は「中銀がかなりの長期にわたり金融引き締めを維持する 意向がないのは明らかだ。鉱工業生産のほか消費にも既に影響を及ぼ している」と語った。

パンタローン(PF IN)は4.4%高の153.30ルピー。ヒンダ ルコ(HNDL IN)は5.9%上げ130.35ルピー、スターライト (STLT IN)は5.1%高の100.70ルピーとなった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比35.28ポイント(0.9%)高の

4187.52。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比7.67ポイント(0.4%)安の

1845.55。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比9.34ポイント(0.1%)高の7188.21。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比27.30ポイント(1%)高の2747.13。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比0.30ポイ ント高の1522.29。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比1.41ポイント(0.1%)安の1051.63。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比29.20ポイント(0.7%)安の

3909.64。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比84.78ポイント(1.9%)高の

4645.86。

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