ギリシャの銀行預金、昨年11月は2%減-新政権発足で減少幅縮小

ギリシャの銀行への企業と家計の 預金は昨年11月、前月比2%減少した。同月上旬は、当時のパパンド レウ首相が国際支援受け入れの是非を問う国民投票の実施を発表から わずか数日後に撤回するなど、同国のユーロ離脱の可能性が浮上して いた時期だった。

ギリシャ銀行(中央銀行)がウェブサイトに10日掲載した資料に よると、11月の預金は1729億ユーロ(約17兆円)と、10月の1764 億ユーロから減少した。2010年12月からは367億ユーロ(18%)減 っている。同中銀のプロボポラス総裁は11月29日、同月上旬は預金 流出が続いたものの、パパデモス新首相が11日に就任した後は安定し たと指摘していた。

ナショナル・セキュリティーズのアナリスト、パナヨティス・ク ラディス氏は電子メールで配布したリポートで、「この数字は9、10 月の数字と比較すれば改善したが、絶対額としては依然大きい」と指 摘。「新たな連立政権が発足し信頼感の安定につながった後、改善傾向 にあるようだ」と付け加えた。

10月の預金は前月から68億ユーロ減少と、ギリシャのユーロ導 入以降で最大の減少幅だった。

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