英RBSは大量削減の冬の時代到来か-へスターCEOが路線転換

英銀ロイヤル・バンク・オブ・ス コットランド・グループ(RBS)の投資銀行部門に勤務する1万8900 人はロンドン時間の12日昼休みまでに、同行に残留できるかどうかが 分かる。

同行幹部が公に発言する権限はないとして匿名で語ったところに よると、スティーブン・ヘスター最高経営責任者(CEO)は当初月 内に予定していた人員削減の発表を前倒しすることを決めた。人員削 減をめぐる不安で労働効率が低下しているためだという。

へスターCEOは、計1400億ドル(約10兆8000億円)相当の買 収を手掛けたフレッド・グッドウィン前CEOによる10年間の拡大路 線の転換に乗り出した。事情に詳しい関係者2人によると、RBSは 法人向け融資部門などを閉鎖し、最大5000人を削減する計画だ。現物 株や株式調査、企業の合併・買収(M&A)部門なども閉鎖する可能 性があるという。株式部門の限定的な人員削減は収益性向上に不十分 かもしれないと、JPモルガン・カザノブのアナリスト、ラウル・シ ンハ氏(ロンドン在勤)は指摘する。

経営コンサルティング会社マッキンゼーが2009年にRBSを精 査した際、取締役会が検討すべき将来の見通しに関するシナリオをま とめた。世界経済の悪化とRBSのシェア低下を想定した最悪のシナ リオでは「核の冬」に向かうという内容だった。この戦略策定に携わ ったRBSの元幹部が明らかにした。

この元幹部が協議は非公開だとして匿名で語ったところでは、ソ ブリン債危機に加え、英銀行独立委員会(ICB)が昨年9月に概要 を示した消費者事業保護計画を含む新規制で現実は予想よりもさらに 悪化した。

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