強気派のビリニー氏:米国株は今年上昇続く、少なくとも8%高へ

株式市場調査・資産運用会社、米 ビリニー・アソシエーツの社長ラズロー・ビリニー氏は、2012年に米 株式相場の上昇が続くとの見方を示している。同氏は、相場が一時的 に下落しても強気相場はその影響を乗り越えると主張。S&P500種 株価指数が昨年10月に11%上昇し、読みを的中させた。

4億ドル(約310億円)相当の資産を運用するビリニー氏は、企 業利益の増加を背景に米株式相場は今年、少なくとも8%上昇すると 予想する。S&P500種は昨年、夏場から秋口にかけて13%下落した が、年間でその下げを取り戻した。市場分析を手掛けるゲーリー・シ リング氏やヌリエル・ルービニ氏らの弱気見通しは外れた。

ビリニー氏は昨年8月、米国が最上級の「AAA」格付けを失い、 ストラテジストらが信用危機以降で最も速いペースで見通しを引き下 げた時期に、株式保有を推奨した。同氏は、経験則からすると株式は 向こう数年間上昇を続けると話す。調査会社A・ゲーリー・シリング のシリング社長は、消費支出の減少を理由に、株式投資家は今年、損 失を被る恐れがあると指摘している。

ビリニー氏は4日の電話取材で、「多くの懸念は意見であり、必ず しも事実ではない」と述べた。

S&P500種は09年3月以降、89%上昇。昨年はほぼ変わらずで 終了したが、先週末は1277.81と週間で1.6%上昇。年明け第1週とし ては06年以来の大きな上昇率となった。

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