米ファニーメイ格下げの可能性高まる、議会が減税財源に利用-BOA

米銀バンク・オブ・アメリカ(BO A)によると、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック (連邦住宅貸付抵当公社)の信用格付け引き下げの可能性が高まった。 米議会が先月承認した給与税減税の延長の財源として、両住宅公社を 利用することを指示したからだ。

こうしたリスクを考慮し、いわゆる政府機関債市場の投資家は連 邦住宅貸付銀行(FHLB)や連邦農業信用銀行(FFCB)など他 の政府支援機関(GSE)の債券を選好すべきだと、BOAのアナリ スト、ラルフ・アクセル氏(ニューヨーク在勤)が6日付リポートで 指摘した。

米議会は給与税減税の2カ月延長の財源に充てるため、ファニー メイとフレディーマックが住宅ローン担保証券(MBS)を保証する ための保証料を引き上げるよう指示した。これによって得られる資金 は今後10年間、政府に振り向けられる。

アクセル氏はリポートで、「収益拡大のために最後に残った道が大 きく狭められ、格付け会社が両社の信用にとって全体としてマイナス 材料と見なすとわれわれは考えている」と説明、「資本が限られている という問題と合わせると、このことは中期的に格下げの可能性を大幅 に高める」との見方を示した。

米住宅ローン債権の約半分を保有または保証するファニーメイと フレディーマックに対し、2008年に両社が政府の管理下に入って以来、 約1530億ドル(約11兆7600億円)の公的資金が注入されている。

フレディーマックの広報担当マイケル・コスグローブ氏はコメン トを控えた。ファニーメイの広報担当キャサリン・コンスタンティヌ 氏と両公社を監督する連邦住宅金融局(FHFA)のコリーヌ・ラッ セル氏に電話取材を試みたものの今のところ回答はない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE