米BOA、アジア地域M&A共同責任者のチョー氏を解雇-関係者

米銀大手バンク・オブ・アメリカ (BOA)は投資銀行事業の収入減少を受け、アジア地域のM&A(企 業の合併・買収)共同責任者であるマイケル・チョー氏を解雇した。 事情を直接知る関係者1人が明らかにした。

メリルリンチに15年間勤務し、2009年5月にアジアのM&A責 任者に昇格したチョー氏の退社は、最近の一連の人員削減で最も目を 引く例の一つだ。チョー氏の退社は発表されていないとして同関係者 が匿名で語った。BOAはアジアの投資銀行部門でマネジングディレ クターを約15人削減する。

BOAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は収 入低迷や昨年の同行株の下落率が58%に達したことに伴い、経費節減 を優先課題に据えている。債券や株式の新規発行需要の弱さは、投資 銀行事業の手数料収入が昨年7-9月(第3四半期)に31%落ち込む 要因となった。

同関係者によると、アジアM&Aのもう1人の共同責任者、チャ ン・シウピン氏はBOAにとどまる。

人員削減の対象はアジアの投資銀行担当マネジングディレクター の約2割に相当するが、モイニハンCEOによる全社的なコスト削減 計画「プロジェクト・ニューBAC」の一環ではないという。

BOAは9日、こうした人事について従業員に書面で伝えた。ダ ウ・ジョーンズ(DJ)通信がこの日、チョー氏の退社を先に報じ、 ロイター通信がマネジングディレクターの削減を伝えた。BOAの広 報担当のケリー・マクヒュー氏はコメントを控えた。

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