PIMCOエラリアン氏:FOMCの対話重視戦略、効果は薄い

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責 任者(CEO)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)がコミュニケ ーションを改善させることで成長押し上げに向けた取り組みを強調し ようとしているが、その方法ではあまり効果は表れないとの見方を示 した。

エラリアンCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビュー で、「それほど効果的な政策手段ではない」とし、「経済が直面して いる課題に対処するための十分な政策手段を、FOMCは持ち合わせ ていない」と続けた。

さらに、量的緩和第3弾(QE3)となる景気押し上げに向けた 債券購入については、それだけでは求められている雇用創出やインフ レ抑制は不可能だと指摘した。

エラリアンCEOは「FOMCだけで解決できる問題ではない」 とし、「これまでのところ、すべき仕事をしているのはFOMCだけ だ。他は居眠り運転をしているようだ。良い結果を得るためには、他 の機関もしっかり仕事をする必要がある」と述べた。

欧州情勢

欧州については、「誰もが対処しなければならない厳しい向かい 風だ」と説明。「今見られるのは、単なる周辺国の救済だけでなく、 中核国も強化するという方向への重要な転換だ」と続けた。

欧州が進展するためには、ユーロ圏をどう「再構築」するかとい う点でドイツとフランスが合意する必要があると指摘。また「銀行の 根強い脆弱(ぜいじゃく)性に対応し、支払い不能の周辺国が抱える 負担をどう共有するかを決める」必要があると語った。

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