中国:昨年12月の新規融資とマネーサプライ、予想上回る伸び

中国の昨年12月の新規融資とマネ ーサプライ(通貨供給量)はいずれもエコノミスト予想を上回る伸び となった。中国人民銀行(中央銀行)が予想される米欧発のショック に備える必要があると警戒する中で、金融情勢が緩和されつつある可 能性が示唆された。

人民銀がウェブサイトで8日発表した12月の人民元建て新規融 資は6405億元(約7兆8000億円)と、ブルームバーグが調査したエ コノミスト18人全員の予想を上回った。同月のマネーサプライ統計で は、M2が前年同月比13.6%増加し、伸び率はエコノミスト18人の 予想中央値(12.9%)よりも大きくなった。

人民銀の周小川総裁は8日、欧州債務危機や不透明な米景気見通 しに伴って予想されるショックに備える必要があると述べた。温家宝 首相も同様の認識を示している。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の香港在勤エ コノミスト、劉利剛氏は「予想を上回るデータであり、金融情勢の緩 和が始まっていることを示唆している」と指摘。人民銀が23日からの 旧正月(春節)連休前に銀行の預金準備率引き下げを再度実施する可 能性があるとした上で、「そのような緩和は中国経済のソフトランディ ング(軟着陸)を確実にするのに役立つ」との見方を示した。

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