今週の米経済指標:12月の小売売上高、増加の見込み-景気改善示唆か

今週の米経済指標では、歳末セール の好調で昨年12月の小売売上高が増加し、2012年に向けて米景気が 上向く兆しが示される見通しだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト56人の予想中 央値によると、米商務省が12日発表する12月の小売売上高は前月比

0.3%増が見込まれている。11月は0.2%増だった。

米百貨店メーシーズなどの小売業者は値引きや営業時間の延長で 需要を喚起し、住宅価格下落と賃金の伸び悩みで財布のひもを締めて いる消費者が歳末のギフト商品を確実に購入するよう促した。先週発 表された12月の米雇用統計によれば、失業率はほぼ3年ぶりの低水準 となり、雇用ペースは加速。雇用市場の改善によって労働者に消費を 維持する経済的余裕が生まれることが示唆された。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミス ト、マイケル・グレゴリー氏は「勢いが若干増している。より明るい 心理状態で年末年始を迎えている」と話す。

米国際ショッピングセンター評議会(ICSC)は先週、昨年12 月の米小売売上高(開店後1年超の既存店対象)を前年同月比最大

4.5%増と予想し、見通しを上方修正した。歳末セールを狙う買い物客 が多かったと説明した。

消費者心理が改善

雇用の伸び加速と賃金上昇が消費者の心理改善に一役買ったよう だ。13日に発表される1月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費 者マインド指数(速報値)は71.5(49社の予想中央値)と、7カ月ぶ りの高水準に達すると予想されている。12月確定値は69.9だった。

昨年10-12月(第4四半期)の需要拡大が企業に海外からの輸入 を促した可能性がある。米商務省が13日発表する昨年11月の貿易収 支は赤字額が450億ドル(56社の予想中央値)となり、前月の435億 ドルから増加したとみられる。10月の貿易赤字は10年12月以来の低 水準だった。

輸入増加が企業在庫を押し上げ、米商務省が12日発表する11月 の企業在庫は前月比0.4%増(31社の予想中央値)となったもようだ。 10月は0.8%増だった。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE