サムスン電子:10-12月営業利益は過去最高-スマホ販売好調

アジア最大の家電メーカー、韓国の サムスン電子の昨年10-12月(第4四半期)の営業利益は過去最高と なった。スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシー」の販売が 大きく伸びたことや、ハードディスク駆動装置(HDD)事業の売却 益が寄与した。

同社が6日発表した暫定決算によれば、営業利益は5兆2000億ウ ォン(約3470億円)と、前年同期の3兆100億ウォンから増加した。 ブルームバーグがまとめたアナリスト29人の予想平均(4兆6000億 ウォン)も上回った。売上高は前年同期比12%増の47兆ウォン。

アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」と競 合するギャラクシーが顧客獲得に寄与したことから、サムスンが昨年 販売した携帯電話端末は3億台を突破し、過去最高となった。米シー ゲイト・テクノロジーにHDD事業を売却したサムスンは半導体や薄 型パネル事業の減益の影響を相殺するため、携帯端末の投入を増やし ている。

「アップルが追いつくのは困難に」

大宇証券のソウル在勤アナリスト、ジェームズ・ソン氏は電話イ ンタビューで、「携帯事業は現在、莫大な利益を生み出している」と述 べ、「アップルには限られた数のモデルしかないことから、サムスンに 追いつくのは一段と難しくなりつつあるようだ」と指摘した。調査会 社ストラテジー・アナリティクスによると、サムスンは昨年7-9月 にスマートフォン出荷台数でアップルを抜き首位に立った。

決算発表後の現地時間午前10時29分(日本時間同じ)現在、サ ムスンの株価は1.2%安の104万2000ウォンで推移している。昨年は 11%上げた。

サムスンの広報担当、ジェームズ・チョン氏は決算発表後に電話 インタビューに応じ、過去最高となった昨年の売上高にスマートフォ ン販売が寄与したことは確かだが、10-12月期の営業利益はHDD事 業売却益に押し上げられたと語った。

サムスンによれば、月内に発表する監査済みの決算では、10-12 月期の営業利益が暫定値プラスマイナス2000億ウォンの範囲になる 見通し。この日の暫定決算では純利益と部門別利益を公表していない。

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