PIMCO:昨年は600億ドルの純流入-旗艦ファンドから流出でも

米パシフィック・インベストメ ント・マネジメント(PIMCO)は昨年、ビル・グロース氏が 運用する旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」から資 金が流出したにもかかわらず、600億ドル(約4兆6300億円)の 純流入となった。顧客は株式ファンドや相場下落に対応するため に設計された商品に資金を振り向けた。

PIMCOのモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO) は5日のインタビューで、同社の資産は昨年1100億ドル増加し約 1兆3500億ドルになったと語った。増加額は40年の同社の歴史 で4番目の規模。同社が新規設定した相場変動から投資家を守る いわゆるテールリスクをヘッジする株式ファンドや、複数の証券 に投資するアセットアロケーション商品に顧客は資金を預けたと いう。

この3年にわたりPIMCOは株式やその他の投資戦略を強 化することで、トータル・リターン・ファンドや従来の米債券商 品への依存低減に努めてきた。過去10年で規模を4倍強の2440 億ドルに増やし、世界最大の債券ファンドに成長したトータル・ リターン・ファンドは昨年、グロース氏が米国債を回避したこと で運用成績がベンチマークを下回り、年間で初の資金流出超過と なった。

エラリアンCEOは「当社の中核の米債券ファンドが高い成 長を持続できる公算は小さいことを認識していた」と発言。「世界 の経済と市場が大きく変化したと考えた場合に、それに見合う商 品と解決能力を進化させる顧客への強い責任があった」と語った。

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