ブラジル株:ボベスパは反落-予想下回る鉱工業生産で景気減速懸念

5日のブラジル株式相場では、指 標のボベスパ指数が反落。昨年11月の鉱工業生産が過去2年間で最 大の減少となったことから同国経済が一段と減速しているとの懸念が 強まり、約3カ月ぶりの長期上昇局面が終了した。

建設会社テクニザは2.4%安。2011年10-12月(第4四半期) の契約ベースの販売額が46%減少したと発表したことが嫌気された。 BM&Fボベスパ不動産指数は2.6%低下し、昨年12月19日以来の 大幅な下げとなった。鉄鉱石生産最大手のヴァーレは2.5%下落。欧 州債務危機で需要が減退するとの懸念を受けた金属相場安が響いた。 資産家エイキ・バチスタ氏が経営権を持つ石油会社のOGXペトロリ オ・エ・ガス・パルチシパソンエスも2.4%値下がり。

ボベスパ指数は前日比1.4%安の58546.08で終了。指数構成銘 柄のうち下落が55銘柄、上昇は14銘柄。通貨レアルは0.6%安の1 ドル=1.8432レアル。

ブラジル地理統計院(IBGE)がこの日発表した11月の鉱工 業生産は前年同月比2.5%減と、09年10月以来の大幅な落ち込みと なった。ブルームバーグがアナリスト38人を対象にまとめた予想中 央値の2.4%減少を下回る結果だった。

バンコ・ウエストのチーフストラテジスト、ルシアノ・ロスター ニョ氏(サンパウロ在勤)は電話インタビューで「鉱工業生産の減少 は、ブラジル経済が依然として弱いことを示している」と指摘。「数 日前に見られた市場に対する楽観論が後退した」と述べた。

インフレ見通しの引き下げや商品相場高を背景に、ボベスパ指数 は過去4営業日続伸し、昨年10月14日以来の長期上昇となっていた。

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