米人員削減:12月は前年比31%増、金融機関が最多-チャレンジャー

米国の雇用主が昨年12月に発表 した人員削減数は、10年ぶり低水準だった前年同月に比べて増加し た。

米人材あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマ ス(シカゴ)が5日公表したリポートによると、12月に発表された 人員削減計画の対象者は前年同月比31%増の4万1785人。前年同 月は3万2004人で、2000年6月以来の低水準だった。11年通年で は60万6082人で、前年を14%上回った。

ジョン・チャレンジャー最高経営責任者(CEO)は発表資料で、 「一部では人員削減の増加が見られたものの、大半の業界では引き続 き縮小ペースはリセッション(景気後退)時の水準を十分に下回って いる」と指摘。その上で、「大半のセクターで人員削減は低水準にと どまっているものの、雇用主は依然として採用には消極的なようだ。 雇用創出は12年も緩やかな伸びにとどまる可能性が高い」と述べた。

チャレンジャーによると、12月の部門別の人員削減数は金融機 関の7433人が最多。工業製品メーカーの6621人が続いた。

11年通年では、政府部門が18万3064人を削減し、02年以来 の高水準となった。金融機関における人員削減計画の対象者は6万 3624人で、10年の約3倍に増加した。

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