欧州首脳合意はユーロ共同債に道開く可能性-独首相側近ブロック議員

欧州連合(EU)首脳会議が財 政規律の厳格化でユーロ圏を中心に合意したことは、ユーロ共同債へ 道を開くものかもしれない-。ドイツのメルケル首相率いるキリスト 教民主同盟(CDU)の幹部、エルマー・ブロック欧州議員がこうし た見方を示した。

ブロック議員は9日、ブリュッセルでインタビューに応じ、「責 任を共同で負う際、そのいかなる部分も規則に基づくことを一段と確 実にするには、より多くの規則や決まりを持つことになる」と説明。 今回の首脳会議合意を受け、ユーロ圏には「それについて話し合い実 施できる法的枠組みが生まれた」と指摘した。

メルケル首相は5日、ユーロ共同債を拒否する考えをあらためて 示し、フランスのサルコジ大統領も同調した。ただ、「財政同盟」の 最終段階で各国が共同責任を負う可能性は残している。9日朝まで夜 を徹して続いたEU首脳会議はユーロ共同債について討議しなかった が、会議終了後にユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル 議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は記者団に対し、「ユーロ共同 債の提案が完全になくなったわけではないことに満足だ」と話した。