米地区連銀報告:経済は総じて「緩やかに拡大」、1地区で低下

米連邦準備制度理事会(FRB) が30日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、経済 は総じて緩やかに拡大した。

ベージュブックは「全般的な経済活動は前回の報告時以降、セン トルイス地区を除くすべての連銀管轄地区で緩やかなペースで拡大し た。セントルイス地区は活動の低下を報告した」と指摘した。

前回10月19日発表のベージュブックでは、「全般的に、経済活 動は引き続き拡大した。ただし多くの地区は成長ペースについて『緩 やか』、もしくは『非常に弱い』と表現した」としていた。

今回のベージュブックは「雇用は概して抑制された」としたほか、 居住用不動産は「全般的に低迷が続いた」と報告している。報告は12 地区連銀が管轄内の企業に聴き取り調査し、その結果をミネアポリス 連銀のスタッフがまとめた。ベージュブックは、連邦公開市場委員会 (FOMC)の2週間前に発表される。

賃金・雇用に関しては、「賃金および給与は全般的に変化がなかっ た」とし、「人材募集中の一部企業は、必要な技術を有する人材を見つ けるのが困難だったと報告した」とも記した。

製造業、個人消費

このほか、フィラデルフィア、クリーブランド、リッチモンド、 アトランタ、セントルイス、ミネアポリスの各地区は、自動車販売の 増加を報告。クリーブランドおよびシカゴは自動車生産の伸びを指摘 した。

またセントルイスを除くすべての地区が製造業での受注、出荷、 生産の増加を指摘。セントルイス地区は工場に関して、新規立ち上げ や拡大よりも閉鎖が多かったと説明した。

消費については、「個人消費は総じて緩やかに増加した」と指摘。 クリーブランドやアトランタ、セントルイス、ミネアポリス、ダラス、 サンフランシスコは年末商戦について「前年比で横ばいもしくは緩や かな改善を予想した」と記された。

銀行融資に関しては、「前回の報告時以降、若干増加した」と 指摘。フィラデルフィア、ダラス、サンフランシスコの各地区は信用 の質の改善を報告した一方で、クリーブランドやシカゴ、セントルイ スは「相対的に変化はなかった」と説明した。

-- With assistance from Mark Crumpton in New York. Editors: James Tyson, Christopher Wellisz

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net Editor:Tsuneo Yamahiro 記事に関する記者への問い合わせ先: Joshua Zumbrun in Washington at +1-202-624-1984 or jzumbrun@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Chris Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

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