英国債:下落、30年債利回りは過去最低から上昇-中銀が協調行動

30日の英国債相場は下落。30 年債利回りは過去最低水準から上昇した。世界の主要中央銀行が欧州 の銀行向けの緊急ドル資金融資の金利を引き下げたことを背景に、比 較的安全とされる英国債の需要が後退した。

主要中銀のこの日の発表によると、ドル資金の金利はドル建てオ ーバーナイト・インデックス・スワップ(翌日物無担保コールレート と固定金利を交換する金利、OIS)に50bp上乗せする。従来の 100bp上乗せから引き下げる。これら中銀には、米連邦準備制度理 事会(FRB)とカナダ銀行、イングランド銀行(英中銀)、日本銀 行、欧州中央銀行(ECB)、スイス国立銀行(SNB)が含まれる。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、バ ンク・オブ・アメリカ(BOA)、ゴールドマン・サックス・グループ など一部大手金融機関の格付けを引き下げたことから、英国債は上昇 する場面もあった。

FXプロ・ファイナンシャル・サービシズ(ロンドン)の市場ス トラテジスト、マイケル・ダークス氏は、金利引き下げについて「予 想外だったが、極めて巧みな措置で、短期金利の急低下につながった」 と語った。

10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の2.31%。同国債(表面利率3.75%、2021年9月 償還)価格は0.725下げ112.52。

2年債利回りは4bp上昇し0.46%。30年債利回りは9bp上 げ3.14%。過去最低となる2.984%まで低下する場面もあった。

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