JPモルガン:ボーナスは減少へ-年末面談で管理職が部下の期待に水

米銀JPモルガン・チェースでは、 管理職らが年末のパフォーマンス査定の面談で、給与やボーナスへの 部下らの期待の火消しに努めている。事情に詳しい関係者3人が語っ た。

管理職は部下に、報酬総額の平均は前年に比べ減少か横ばいの公 算だと伝え、年末のボーナスについては全行の業績とそれぞれの部門 のパフォーマンス次第だと釘を刺しているという。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト調査によると、 JPモルガンの2011年通期利益は191億ドル(約1兆5000億円)と、 最高益だった昨年を上回る見込み。一方、25万6000人の従業員の1 人当たり平均報酬は前年から減少または横ばいの公算が大きいと、関 係者らが述べた。世界の金融機関が今年20万人以上を削減する中でJ Pモルガンは大量解雇の業界トレンドに抵抗しているためだという。

ウォール街の幹部人材あっせん会社、アライアンス・コンサルテ ィングのポール・ソーベラ社長は電話インタビューで、「金融機関はボ ーナスを、戦略よりも実績に基づいて決める必要に迫られている」と して、「成果を出しているグループや部門とそうでないところがあり、 これがボーナス配分の難しいところだ」と話した。

関係者の1人が匿名を条件に述べたところによると、JPモルガ ンの投資銀行部門へのボーナスの予算配分は通常より小さくなる見込 みだという。同部門の利益は今年1-9月に前年同期比18%増えたも のの、ジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者(CEO)が率い る取締役会は債務評価調整(DVA)と呼ばれるものを含め会計上の 利益を部門の実績に含めない方針だと関係者2人が説明した。

投資銀部門が1-9月に積み立てた報酬準備金は77億1000万ド ルで、既に前年同期を2%下回っている。

To contact the editor responsible for this story: David Scheer at dscheer@bloomberg.net

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