スズキ:負けると思って相撲をとる人いない-独VW問題の仲裁で

独フォルクスワーゲン(VW)に 保有株の返還を求めているスズキの鈴木修会長兼社長は30日、国際仲 裁裁判所の仲裁手続きを開始したことについて「負けると思って相撲 をとるやつはいない」と述べ、勝算はあるとの見通しを示した。東京 モーターショー会場で記者団に語った。

鈴木会長は、仲裁の場に自ら出席し、スズキの立場を直接伝える とした上で、「トップが出て行って逃げちゃだめですよ。真実は一つで すから、真実を一つ一つ申し述べていく」と強調した。現在のこう着 状態が続くかどうかについては「やってみないとわからない」と述べ るにとどめた。

スズキは24日、VWが保有するスズキ株を処分するよう求め、英 ロンドンで国際仲裁裁判所の仲裁手続きを開始したと発表した。VW がスズキ株の返還に応じないためで、スズキはこれに先立ちVWとの 業務提携・資本関係の包括契約の解除を決め、保有する19.89%のス ズキ株を処分するようVWに通知していた。これに対しVWは、包括 契約解除や保有株処分を拒否する意向をあらためて示していた。

スズキ側の主張では、VWと独立した対等関係で包括契約に調印 しVWの技術へのアクセスを進めることで合意、VWによる出資はこ のアクセスのためだった。しかし、コア技術へのアクセスなどが実現 せず、独立の考え方も大きな開きがあり、信頼関係の構築ができなく なったとした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE