郵船株反落、午後下げ幅を拡大-ムーディーズの格下げ見直し

日本郵船の株価が、4日ぶり反 落。下落率は前日比で5%を超えた。株価下落が5%を超えたのは 10月3日以来。米格付け機関ムーディーズ・ジャパンが30日、郵船 の格付を格下げ方向で見直すと発表したことをきっかけに売りが膨 らんでいるようだ。

午前の取引では小幅な下げにとどまっていたが、ムーディーズが、 正午前に郵船の長期発行体格付け「Baa1」を格下げ方向で見直し の対象にしたと発表。株価は午後に入って下げ幅が拡大した。午後1 時59分現在、同10円(5.7%)安の167円と、この日の最安値で取 引されている。東証1部銘柄で下落率3位。

同社は見直しの理由に「海運会社を取り巻く事業環境の一層の厳 しさと、船腹の供給過多による運賃の低迷の継続により、日本郵船の 財務レバレッジが改善するにはしばらく時間を要するであろうと懸 念する」ことを挙げている。

高木証券の勇崎聡マーケット情報部長は、「アジア市場も全体と して下げている展開のなかで日経平均も反落している。このところ買 い戻されていた郵船などの海運銘柄も軟調な展開で、ムーディーズの 発表が追い打ちをかけた格好」とコメントした。

商船三井の株価、川崎汽船の株価も午後に入って下げ幅を拡大。 商船三井は一時13円(5.2%)安の235円、川崎汽船は同10円(7.3%) 安の128円と大幅反落となっている。

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