米社債保証コスト低下、欧州の危機対策への期待で-CDS取引

29日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが2営 業日連続で低下。欧州首脳らが域内の債務危機を食い止めるための 救済措置を拡充する可能性があるとの楽観的観測が広がった。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指 標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニ ューヨーク時間午後5時13分(日本時間30日午前7時13分)現在、 1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の140.2bp。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルク センブルク首相兼国庫相)は29日、同会合が欧州金融安定ファシリ ティー(EFSF)のレバレッジの選択肢について同意したことを 明らかにした。ミラー・タバク・ロバーツ・セキュリティーズの債 券ストラテジスト、エイドリアン・ミラー氏(ニューヨーク在勤) によれば、新たな支援策が欧州市場の混乱を抑制する可能性がある との観測が米欧での信頼感上昇につながっているという。

同氏は電子メールで、「リスク回避の動きは弱まっている」と 指摘。「実行リスクは依然として極めて高いが、信用市場改善の妨 げにはなっていない」と付け加えた。

ロンドン市場で、投資適格級の欧州企業125社で構成するマー クイットiTraxx欧州指数のスプレッドは3.2bp下げて196.3 bp。

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