米国株:続伸、消費者信頼感上昇を好感-欧州財務相会合も材料

米株式相場は続伸。11月の 米消費者信頼感指数が前月比で大幅上昇したほか、欧州の財務相が 債務危機の解決に向けて取り組みを協議したことも好感された。

石油のエクソンモービルを中心にエネルギー株が上昇。原油 相場の値上がりが手掛かりだった。オンライン検索のヤフーは

2.3%高。米プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社 のトーマス・H・リー・パートナーズが、ヤフーへの買収提案を検 討している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

一方、S&P500種に採用されているテクノロジー株と金融株は 下落。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は下落した。破産法適用を 申請したアメリカン航空親会社AMRは84%急落した。

S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1195.19。S& P500種は2日間で3.2%値上がりした。ダウ工業株30種平均は

32.62ドル(0.3%)上昇して11555.63ドル。

キーコープ(クリーブランド)のプライベートバンキング部 門チーフ投資ストラテジスト、ブルース・マケイン氏は「消費者信 頼感は今後数カ月間を乗り切っていく上で重要な指標だ」と述べ、 「欧州の金融危機が解決するかどうか、投資家はまだ不安を感じ ている」と続けた。

S&P500種は前日8日ぶりに上昇。米感謝祭後の小売売上 高が過去最高に達したほか、欧州首脳が債務危機解決に向けた取り 組みを強化するとの観測が背景だった。S&P500種は今月に入 り4.6%安。

政策当局者の米金融政策発言

朝方発表された米消費者信頼感指数が市場予想を上回ると、 株価は上値を伸ばした。

連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン副議長は、「連邦 準備制度は長期金融資産購入の拡大により、米景気回復を加速し、 失業率を引き下げる余地がある」と述べた。またアトランタ連銀の ロックハート総裁は証券購入の拡大は現状では、米経済に十分な押 し上げ効果をもたらす公算は低いと指摘した。

S&P500種産業別10指数の中でエネルギー株が1.5%と 最も上昇した。エクソンは1.4%高。ダウ輸送株平均は0.6%上昇 した。

ヤフーは高い

ヤフーは2.3%高。プライベート・エクイティ(PE)投資 会社の米シルバー・レイクは、インターネット検索の米ヤフーの少 数株式の買収に向けてマイクロソフトと協力している。事情に詳し い複数の関係者が明らかにした。ベンチャーキャピタル会社のアン ドリーセン・ホロウィッツもヤフーへの提案を検討していると、別 の関係者は匿名を条件に語った。

液晶表示装置(LCD)用ガラス最大手のコーニングは11% 下落。同社は契約の損失やガラス価格の下落を理由に10-12月 (第4四半期)の利益予想を引き下げたのが嫌気された。S&P 500種のテクノロジー株価指数は0.7%下落した。

BOAなど一部の大手金融機関の株価が下落。モルガン・ス タンレーは3.6%安、JPモルガン・チェースは2.1%安だった。

AMRは84%の急落。同社は29日、連邦破産法11条に基 づく会社更生手続きの適用を申請した。ニューヨークのマンハッタ ンの連邦破産裁判所への申請によると、資産は247億ドル、負債 は296億ドル。

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