オズボーン英財務相が掲げる財政赤字削減に圧力-景気後退リスクで

オズボーン英財務相が掲げる 財政赤字削減計画は、この3年で2度目の景気後退(リセッション) 入りの瀬戸際にある英国経済から圧力を受ける見通しだ。

29日発表の政府予測では、2015年4月までの4財政年度でさ らに860億ポンド(約10兆4000億円)の借り入れが必要である ことが示される見込み。財務省が今月公表したエコノミスト14人を 対象とした調査によると、今年の成長率見通しは1%足らずで、来年 については0.5ポイント余り引き下げられた。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のエコノミスト、アンド ルー・ケニンガム氏は顧客向けリポートで、「公的な借り入れの公式 予想は景気減速を反映して増額修正される公算が大きいが、債券保有 者の神経を逆なでするような財政政策の180度転換の可能性はほと んどない」との見方を示した。

景気見通しの悪化に伴いオズボーン財務相は支出削減をさらに強 化せざるを得ない可能性があり、これは15年に予定される次回総選 挙後の2年間も緊縮措置が続くことを意味する。

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