ブラジルのヴァーレ:来年は1.7兆円の投資計画-事業は「困難に直面

鉄鉱石生産最大手、ブラジルの ヴァーレは、2012年に鉱山プロジェクトに214億ドル(約1兆7000 億円)を投資する計画だ。今年の投資額は目標に達していない。

ヴァーレの規制当局への届け出によると、同社はプロジェクトの実 施に129億5000万ドル、調査・開発に24億ドル、既存の事業継続に 61億ドルを投資する計画。鉄鉱石生産量は3億1200万トンと、今 年の推計3億1100万トンからほぼ変わらずの水準となる見通しだ。

事業の進行が遅れコストが超過する中、ムリロ・フェレイラ最高経 営責任者(CEO)はプロジェクトの見直しを進めている。同CEOは 10月27日、今年の投資額が185億-190億ドルと、当初計画の240億 ドルを下回るとの見通しを示した。

ヴァーレは11月28日の文書で「当社は世界規模の複数のプロジ ェクトのポートフォリオの実施において、幾つかの困難に直面してい る。それは、環境関連の認可や人的資本の制約、コスト圧力、準備期間 の長期化などだ」としている。

UBSの株式アナリスト、ルネ・クレイウェッグ氏はヴァーレの従 来の投資計画について、プロジェクトに関して「非常に強気な目標」だ ったとした上で、「より信用度が高く現実的」と思われる目標の方が株 主の信頼感が高まるだろうと指摘した。

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